日本ユーラシア協会発行、月刊紙『日本とユーラシア』のМФК連載企画。2018年11月号はロシアの鈍行列車内の風景。タイトル「夕暮れ電車で」、中山信彦さんの作品。
5月、黄金の環と呼ばれるロシアの古都群を構成するコストロマとヤロスラヴリを結ぶローカル線の鈍行列車。ロシアではまだまだ冷えるこの時期、窓越しに沈む夕日を撮ろうとしていると、「いいんだよ、窓開けてとりなよ」とお酒も入っているのか少し上機嫌なおじさん。 窓の外を見ながら、家のこと、町のこと、他愛のない話を交わす。カメラを向けると照れながらも笑顔。ふとした出会いに心が温まる。
掲載:月刊紙『日本とユーラシア』2018年11月号 タイトル:夕暮れ電車で 写真:中山信彦 撮影地:コストロマ-ヤロスラヴリ間/ロシア